2017年3月31日に結成され、瀬戸内エリアを拠点に活動を続けるアイドルグループ・STU48が、5月30日(土)、東京・Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)にて9周年コンサート「STU48 9th Anniversary Concert THE STU SHOW 〜Sailing〜」を盛大に開催した。
























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今年4月に広島・上野学園ホールで開催された5公演を大盛況のうちに完走した彼女たち。その集大成であり、締めくくりとなる本日の東京公演は、まさにグループが「10年目」という未知の海域へ漕ぎ出すための力強い決意表明の場となった。満員のファンが見守る中、ステージに立ったメンバーたちの表情は、これまでにないほどの自信と覚悟に満ち溢れていた。
48グループの歴史を紡ぐ、エモーショナルなセットリストで魅了
「THE STU SHOW ~Sailing~」というライブタイトルが示す通り、この日のステージはSTU48のこれまでの航海を振り返りつつ、未来へと帆を進める壮大なストーリー仕立てで展開された。
ライブ中盤では『僕たちはシンドバッドだ』『無謀な夢は覚めることがない』『息をする心』など、グループの歴史を彩ってきた人気楽曲を怒涛のパフォーマンスで次々と披露。さらに、ファンを大いに沸かせたのが、AKB48グループが9周年の時期にリリースした名曲たちのカバーだ。AKB48の『僕たちは戦わない』やNMB48の『一瞬の花火』などを織り交ぜたセットリストは、STU48単独の歴史だけでなく、巨大な48グループ全体の歴史と重みをファンに感じさせる、非常にエモーショナルな時間となった。
10年目の新スローガン発表と、前代未聞の「役職卒業」宣言
会場の空気が一変したのは、スクリーンに「暗闇の中で、君は何を見つけたか。」という深遠なメッセージが映し出された瞬間だった。その直後、グループの原点であるデビューシングル『暗闇』を魂を込めてパフォーマンス。
その後のMCでは、副キャプテンの福田朱里がマイクを握り、熱い思いを語り始めた。
「STU48は10年目を歩み出していますが、この10年目をより良いものに、そしてよりSTU48を盛り上げていくために、私たち全メンバーとスタッフさんたちとで一個の目標となるスローガンを考えました。それが先ほどの『暗闇の中で、君は何を見つけたか。』です。この10年間、いろんな壁を乗り越え、楽しいことも苦しいこともありましたが、その中で見つけたものも、まだ見つかっていないものもたくさんあります。その宝物を大切にしながら、新しい宝物を見つけに行く10年目にしたい。今までの楽曲を大切に歌い継ぎながら、未来へつなげていきます。素敵な10年目になることをお約束しますので、これからのSTU48にめちゃめちゃ期待してください!これからもついてきてください!」
客席から割れんばかりの拍手が送られる中、さらなる衝撃の発表が行われた。キャプテンの岡田あずみが放ったのは、まさかの「役職廃止」の宣言だった。
「10年目をみんなで走っていくにあたって、私、岡田あずみはキャプテン、福田朱里さんは副キャプテンという役職を卒業します!10周年に向かってグループ一丸となって進んでいく中で、これまで以上にメンバー一人一人がこのグループのことを自分ごとに考え、それぞれがグループを引っ張っていく責任感を持ってほしい。そんな思いを込めて、みんなでこの決断をしました。STU48がもっと大きなグループになれるよう、皆さんと一緒に歩んでいきたいです!」
特定のリーダーに頼るのではなく、メンバー全員が主役となり、全員でグループを牽引していくという、10年目に向けた強烈な覚悟が示された瞬間だった。
1期生・石田千穂、最後の周年コンサートへの熱い思い
そして、5月31日(日)に同会場での卒業コンサートを控える1期生の石田千穂にとっては、これが最後の周年コンサートとなった。
「私は周年コンサートが今日でラストになるんですけど、ありがたいことに1年目から9年間、STU48を近くで見させてもらい、経験してきました。今回、9周年を迎えて、やっぱり今のSTUが最高にキラキラ輝いていて、大好きだなと改めて思いました。最高な時間を、皆さん本当にありがとうございました!」
結成当初からグループの顔として走り続けてきた彼女の言葉には万感の思いがこもっており、会場には涙を拭うファンの姿も多く見られた。
サプライズ発表!14thシングル発売決定、初選抜4名とセンターは電撃復帰の甲斐心愛!
ライブの終盤、STU48初のオリジナル楽曲である『瀬戸内の声』を披露し、感動的なフィナーレへ向かうかと思われたその時、スクリーンに突如「特報」の文字が。会場にどよめきが走る中、9月16日(水)に待望の14thシングルが発売されることがサプライズ発表された。
さらに、表題曲の選抜メンバーが次々と発表され、ファンからは歓声が沸き起こった。今回、初の選抜入りを果たしたのは、濵田響(3期生)、森末妃奈(3期生)、島田紗香(4期研究生)、曽我部あこ(4期研究生)のフレッシュな4名。
そして、注目のセンターに大抜擢されたのは、マレーシア・クアラルンプールを拠点とするKLP48への移籍を経て、今年3月1日にSTU48へ電撃復帰を果たした1期生・甲斐心愛だ。
初選抜メンバーと、新センターの熱いコメントは以下の通り。
■ 濵田響(3期生) 「14枚目シングルの選抜に選んでいただいて、本当にありがとうございます。すごく嬉しいです。本当に何も知らなくて、まだ分からないことばかりなんですけど、先輩方についていけるように、そして、選抜に入ってよかったと言ってもらえるように、一生懸命頑張りたいと思います」
■ 森末妃奈(3期生) 「本当に呼ばれると思っていなかったですし、私にとって選抜という場所は、本当にまだまだ遠いところだと思っていました。いつもファンの方たちに助けてもらってばかりだったんですけど、選ばれたからには、森末を選んでよかったと思ってもらえるように、しっかり結果を出して、爪痕を残して、STU48に貢献できるように盛り上げていきます」
■ 島田紗香(4期研究生) 「本当にありがとうございます。ファンの皆さんにも、メンバーの皆さんにも、私が選ばれて本当によかったと思ってもらえるように、これからもっともっとSTU48が大きなグループになっていけるように、全力で頑張りたいと思います。本当に驚いているんですけど、STU48を背負っていけるような存在になれるように全力で頑張ります」
■ 曽我部あこ(4期研究生) 「選んでいただけたことがすごく嬉しいですし、それ以上に、すごい覚悟を持ってこの14枚目シングルに臨まないといけないと思っています。選んでもらったからには自信を持って、先輩方からたくさんのことを学んで吸収していきたいです。そして、それをパフォーマンスでも、グループにも、皆さんに伝えられる存在になりたいです。皆さんの心を動かせるような作品にできるよう、もっともっと頑張ります」
■ センター・甲斐心愛(1期生) 「本当に、びっくりしすぎて……。STU48を2年間離れて、海外のグループを経験して、こうしてSTU48に帰ってきました。その間にSTU48の中にもいろんな変化があって、新しい研究生が入ったり、(石田)千穂が卒業するとか……そういう変化もありました。STU48が9周年を迎えて10年目に入るこの大事なシングルだと思うので、しっかり責任感を持ってセンターに立ちたいと思います。今まで応援してくださっている皆さんはもちろん、一度STU48を好きになってくださった方にも、もう一度STU48に帰ってきてもらいたいです。そして、帰ってきてくださった皆さんの心をわしづかみにして、今ここにいてくれる皆さんの気持ちも絶対に離さないようにしたいです。『STU48がこのシングルから変わったな』と思ってもらえるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!」
激動の9周年コンサートを終え、次なるステージへと踏み出したSTU48。明日5月31日(日)には、同会場にてグループの屋台骨を支え続けた功労者・石田千穂の卒業コンサートが開催される。10年目というアニバーサリーイヤーに向け、進化を止めない彼女たちの新たな航海から、今後も目が離せない。
