
乃木坂46の北野日奈子さんと新内眞衣さんが10月5日、茨城県那珂市で行われた「全国地域安全運動キャンペーン」に出演。特殊詐欺に関するトークやクイズを行いながら、「家族とのコミュニケーションを取って、皆さんの力で特殊詐欺からご家族を守って欲しい。」と気持ちを込めて呼びかけた。
警察庁「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、2018年から全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や防止策を分かりやすく伝え、全国47都道府県警察と連携して特殊詐欺被害を防止する為の広報啓発活動を行なっている。
茨城県内の特殊詐欺被害状況は、今年の8月末時点で被害件数が231件、被害額が約3億7千万円。北野さんはこの実態に対して「一人でも被害に遭われた方がいると思うと、すごい悲しいです。」と胸を痛めながらコメント。特殊詐欺の手口について紹介する話では、新内氏さんが「私も過去に詐欺のメールが届いたことがあります。あたかも実在していそうな会社名からのメールだったのですが、Webで名前を調べたら詐欺に使われている会社名だということが分かったので、無視をするようにしました。」と、自身も詐欺のメールが来ていたことを明かし、特殊詐欺は高齢者に限ったことではなく、若者も被害者になり得る手口があることに触れた。
また、北野さんは「特殊詐欺の被害から家族を守る為には、”家族の絆”が大切です。日常的に家族の間で連絡を取り合い、お互いのことをきちんと知っておくことで、会話の違和感に気づくことができます。」と、特殊詐欺の対策として、家族間のコミュニケーションが重要であることを呼びかけ。新内氏さんは“家族の絆”を深めるために心がけていることとして、「私もよく実家に帰っていますし、たまに母と一緒におばあちゃんの家に電話を掛けて、”オレオレ詐欺”の対策ができているかチェックをします。もしもし?と電話をかけると、”あ、眞衣ちゃん?”と返してしまうので、それを辞められるように練習しています。」と、独自の特殊詐欺対策について話した。
来場した観客に向けてのメッセージを求められると、北野さんは「今日学んだことを常に頭の中に入れて、自分の大切な家族を守っていけるように頑張っていきましょう」と呼びかけ。新内さんは「私たちSOS47のメンバーがこの場をお借りして、皆さんに特殊詐欺についてのお話をさせていただきましたが、今日の話をここだけに留めずに、ちゃんとおうちに持ち帰って、ご家族と防犯についての会話をしていただきたいと思います」と家族のコミュニケーションをとりながら、防犯対策を行ってほしいことを伝えた。
同日会場ではハロウィンの仮装大会も実施しており、特別防犯支援官である乃木坂46の2人から、仮装した子供たちに防犯グッズのお渡しも。2人は「これをおうちに持ち帰って、学校のみんなやご家族と話をしてね」と、一人ひとりにに防犯グッズを配布した。